- 手びねり成形の一つ玉づくりでの器の作り方

茶碗を作ってみたいのだけど、おすすめの作り方ってあるの?

初めてであれば、電動ろくろを使って成形するのは難しいから
玉づくりの手びねり成形をおすすめするよ!

今からやってみるから要点を教えて!

では茶碗を作ってみましょうか!
手びねり成形は手ろくろなどを使って、粘土をつまみながら形を作っていく手法
大きさや形に制約が少ないが、同じものを量産することは困難
しかし手作りらしい風合いをを出すことができる
玉づくりの流れ


適量の粘土を手ろくろの中央に置き、軽く叩いて手ろくろに付けます
粘土が手ろくろに付いていないと、回転させた際に粘土がずれてしまうことがあります



親指で粘土の中央部をくぼませて、茶碗の底の部分の形を整えます
土台となる部分は後に削るため広めに取っておきます。
土台が小さいと茶碗の側面を成形している際、重さに耐えきれず崩れてしまいます。

土台ができたら、
土台部から口縁にかけて薄く広げていきます


目的の大きさまで広げたら高さを揃えるため、弓で口縁を切りそろえます
弓を使う場合、弓を持った手は動かさず轆轤を回して切り取ります。




切りそろえましたが、口縁が分厚いためさ更に整えていきます
形を整えるために使用した道具は、木コテとスポンジ。
スポンジは湿らせて押し当てながら、轆轤を回すことで綺麗に仕上げることができますが、粘土に水がたまらないように注意します。
重さに耐えきれず崩れてしまいます。


水に濡らしたなめし皮で口縁を整えます
口縁部を力を入れずに挟むように轆轤を回します。


切り糸を使って粘土を轆轤から切り離します


高台を挟み込むように優しく持ち上げます
人差し指と中指を左右から挟み、すくい上げるような形で持ち上げると変形しづらいです。
ひも作りによる成形は以上。
時間をかけて丁寧に整えればより綺麗な形を再現することができます。
わざといびつにすれば、それはそれで独特な風合いが出るため色々と試してみると面白いと思います。
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