【ライフ】3Dプリンター『Anycubic Kobra 2 Max』の導入 その1

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※この記事で分かること
  • 3Dプリンター導入の経緯
  • 3Dプリンターとは
  • Anycubic Kobra 2 Maxのレビュー

記事を数回に分けて記載していきます ※12/5時点は未完結です。

3Dプリンター導入の経緯

表題の通り、3Dプリンターの『Anycubic Kobra 2 Max』を購入しました。

陶芸に関する記事で、石膏型について触れた記事を載せております。少し見ていただくとわかるのですが、製作の手間結構とられるのです。

私は、前職で機械設計を15年間従事してきたのですがそのときの経験から、

『これって3Dプリンターなら簡単につくれるのでは?』

って思ったのです。

陶芸の型だけにこだわらず、世の中にあるものでプラスチックに代用できそうなものを作ってみたり、『こんなのあったら面白いかな?』っていうのを作ったり、自由に創造できるのも大きいです。

3DCAD(パソコンで立体のデータを作るソフト)は、フリーで使えるソフトがあることを把握していたし、操作方法に関してはばりばり仕事で使っていたので、家庭用3Dプリンター自体は初めてですが、どうにかなるのではと思い購入を決心しました。

そもそも3Dプリンターとは?

3Dプリンターは、立体的な物体を造形するためのデジタル製造技術の一つです。これは、デジタルモデルや設計図に基づいて、層状に素材を積み重ねて物体を構築する装置です。3Dプリンターは、アディティブ・マニュファクチャリング(Additive Manufacturing)とも呼ばれ、従来の製造方法とは異なり、物体を部品ごとに層を積み重ねて作り上げるため、非常に複雑で独創的な形状の製品も容易に製造できます。

簡単に言うと、パソコンでデータさえ作れれば自由に樹脂(プラスチック)の立体物が作れます。どういった物が作れるかは今作ってみたいもの頭の中にたくさん描いているので少しずつ記事にしていこうと思います。

ちなみに企業でも3Dプリンターは活用しています。樹脂部品って大量生産する場合、金属でできた型をおこすのですが、金型だけで数百万から数千万の費用がかかります。また形状を変更するために金型の改修を行おうとすると、また数十万から数百万。下手すると作り直しが発生します。

よってとりあえず試作したいという場合はいきなり金型をつくらず、3Dプリンターで費用を抑えながら作ってみるということをしています。

一般的な3Dプリンターの基本的な構造は、次のようになっています。

1.フレーム(本体)

3Dプリンターの骨格で、プリンターヘッドやヒーター、モーターなどが取り付けられています。

2.モーター

3Dプリンターは複数の軸を移動させる必要があるため、モーターが使用されます。これにより、X、Y、Z軸方向に動かすことができます。

3.エクストルーダー(押し出し装置)

印刷材料(通常はフィラメントと呼ばれるプラスチックの糸)を加熱して溶かし、それを層ごとに積み重ねていく部分です。

4.ヒーター

エクストルーダー内の印刷材料を溶かすための加熱装置です。

5.ベッド(印刷台)

印刷された物体が作られる平らな台。一部の3Dプリンターは、ベッドが加熱されていることがあり、これによって材料の密着性が向上し、歪みを減少させます。

3Dプリンターの動作原理は、まずデジタルデータから3Dモデルを作成し、それをスライス(層に分割)して、各層ごとに印刷材料を積み重ねていくものです。これにより、複雑な形状やデザインのオブジェクトを比較的容易に製造できるため、プロトタイピングや小規模生産などの用途で広く利用されています。

3Dプリンター全体図

3Dプリンターの選び方

家庭用3Dプリンターに樹脂の造形方式としては

  • 熱溶解積層方式
  • 光造形方式

の2種類があります。

今回テーマに挙げている”Anycubic Kobra 2 Max”は前者のタイプです。現在2023年11月時点では、熱溶解積層方式の3Dプリンターの方が安価で、初心者にも導入しやすいということで、ここでは熱溶解積層方式にのみ触れます。

熱溶解積層方式は、樹脂フィラメント(簡単に言うと、造形物の材料のこと)を使用して、熱で溶かしながら立体物体を層状に積み重ねて造形する技術です。

導入のし易さを求めるのであれば、熱溶解積層方式がおすすめ!

また、プリンターにはサイズがあります。

今回購入した、”Anycubic Kobra 2 Max”は400mm×400mm×450mmまでの大きさまでなら造形できます。自分の作りたいもののサイズに合わせてプリンターの大きさを選ぶ必要があります。プリンターの価格はサイズに比例するように、サイズが大きくなればなるほど価格も高くなります。

作りろうとしてる物は300mmを超える物も想定しているのでこのプリンターを選びました。

3Dプリンターのサイズは、作りたいもののサイズで決める

購入したところ

Amazonで購入しました。

というのも、2023年11月24日(金)から12月1日(金)までブラックフライデーセールが開催されてましたが、約30%~40%OFFのセールをしておりました!

Anycubic Kobra 2 Max販売画面

Kobra 2 Maxにおいては、\100,000が\70,000になっておりました!!

初めてなので先ずはお試しで\30,000の小さいサイズ(220mm×220mm×250mm)でも良いかなと悩みましたが、ここは強気にいきなり本命サイズのプリンターをポチっとしました。

3DプリンターはAmazonのセール対象になるため、セールのタイミングで購入する

Amazonで購入する

Rakutenで購入する


本記事はここまで。

【ライフ】3Dプリンター『Anycubic Kobra 2 Max』の導入 その2

  • 開封
  • 組み立て
  • 組み立て後のレベリング
  • テストプリント

に続きます。

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現代社会において、生活はますます多様化し、同時に日々のルーティンが我々の時間を規定しています。そんな中で、生活をクリエイティブに捉え、新しい視点からアプローチすることは、日常のモノトニーから脱却し、より豊かな経験を得る手段となります。

クリエイティブな生活は、日々の小さな瞬間にこそ根ざしています。例えば、朝のコーヒータイムでも、ただ飲むだけでなく、マグカップを選ぶことや、コーヒーの淹れ方に工夫を凝らすことで、一日がより良いスタートを切ることができます。日常の中でのさりげないアートの瞬間が、生活に彩りを与え、心を豊かにしてくれるのです。



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